今回はスケットダンス10巻を紹介します。
10巻の内容
第81話 男の穏やかな休日
第82話 Happy Birthday-①
第83話 Happy Birthday-②
第84話 Happy Birthday-③
第85話 Happy Birthday-④
第86話 Happy Birthday-⑤
第87話 Happy Rebirthday-①
第88話 Happy Rebirthday-②
第89話 Happy Rebirthday-③
第90話 Happy Rebirthday-④
表紙への感想
篠原先生の神の水彩画です。
さすが美術系の大学を卒業されただけあるなと思います。
ボッスン・ヒメコ・スイッチ・椿の過去の姿が描かれています。
みんなの表情がホンワカとしていて幸せそうです。
背景の緑の葉が付いた木も水彩画だから表せる雰囲気が漂っていて素晴らしいです。
個人的に篠原先生の水彩画は大好きなので他の巻の表紙にも水彩画を描いていって欲しいです。
内容への感想
今回から見易さの為に感想を1話ずつに区切って書いていきます。
第81話 男の穏やかな休日
ボッスンの本当の両親である「亮輔」と「波瑠」、そしてその友達の「茜」が登場しました。
亮輔がカメラを買う為に貯めていた5万円の入った財布を落としてしまい、わらしべ長者をやっている内に欲しかったカメラが手に入るという話でした。
この話自体、ボッスンの過去編に突入する為の話ですが面白い内容だったと思います。
茜のお金への執着がよく表されていた作品じゃないかと・・・(笑)
波瑠さんの大の大人に200円とアメをあげるというホンワカさが出ていた作品じゃないかと・・・(笑)
最後にはあどけなさの残る14歳のボッスンが登場。
彼はなぜ人助けをしようと思ったのかが明かされるボッスン過去編に突入!
第82話 Happy Birthday-①
ボッスンがVHSに録画された自分の両親(亮輔と茜)、そして波瑠さんの日常風景を鑑賞。
そのことがたまたま帰ってきた母親である茜にバレてしまい「どこまで観たの!?」と意味深な言葉を言われVHSは隠されてしまう。
しかしたまたま見つけたアルバムに写った茜の姿に矛盾を感じる。
「どうしてお腹が大きくないんだ?」という質問に茜は?
この話にはボッスンの妹である瑠海が初登場。
兄であるボッスンに牛乳プリンを買いにいかせるなど強烈な性格を見せつけられました。
ボッスン観ていたVHSを茜がエッチなビデオと勘違いしたシーンに茜の母親ぶりに笑いました。
第83話 Happy Birthday-②
茜はボッスンと妹の瑠海に本当の両親は亮輔と波瑠だと打ち明けます。
そして亮輔と波瑠が現在にいない理由も話します。
血が繋がった人が1人もいないというあまりにも衝撃的な事実にボッスンは家を飛び出します。
「オレは天涯孤独・・・?」と。
この話は衝撃と悲しみという見ていてつらい話でした。
早くボッスンを救ってあげて欲しいと思いました。
第85話 Happy Birthday-③
当てもなく街中を歩くボッスン。
それを心配する茜と瑠海。
ボッスンは公園のベンチで15歳の誕生日を迎えます。
そして不良に絡まれたボッスンをボッスンの父親である亮輔に車にひかれそうになった所を助けられたという三島泰介に出会います。
その三島さんから事故直後に亮輔から預かったという波瑠へのプレゼントを渡され・・・。
この話の中に登場する不良のボス=ミチルという説があります。
もしこの不良のボスが中学生ならその説はなくなります。
理由はボッスンは中学3年生で不良ボスも中学3年生だとミチルがボッスンよりも1学年上という設定がおかしくなります。
もし不良ボスが高校生だとしても開盟学園の制服ではない為、確率は低い。
よって不良ボス=ミチルの説は破綻します。
ミチルが他校から転校して開盟学園に来たというなら話は変わりますが。
第86話 Happy Birthday-④
三島さんから貰った袋には亮輔から波瑠さんへの手紙を読むボッスン。
そこには「困っている人がいたら通り過ぎるな」と書いてあった。
この言葉に衝撃を受けたボッスンは先程の不良達が椿に絡んでいる所に割って入り亮輔の意思を継ぐことを決意しました。
ボッスンは父親である亮輔の意思を継いだと同時に自分の運命を受け止めたんですよね。
ボッスンは強い心を持った青年だと思いました。
そしてこの話で椿は視力が悪いことが判明。(どうでもいいですよね。
椿ってコンタクトだったんですね。
やはり勉強のしすぎによる視力の低下でしょうか。
第86話 Happy Birthday-⑤
心配している母親の茜と妹の瑠海の待っている家に帰ったボッスン。
しっかりと仲直りし、ボッスンの15歳の誕生日パーティー開催。
本当の両親の写ったVHSも家族全員で鑑賞。
もとの仲が良い家族に戻りました。
そしてボッスンは高校に入ったら困っている人を助ける部活を作ることに決めたのでした。
ボッスンの家の人達の家族の温かさを感じました。
ボッスン誕生日おめでとう!!
第87話 Happy Rebirthday-①
話は現代の開盟学園の文化祭の場面に。
暇を持て余していたボッスンの前にボッスンの誕生に立ち会った医師と名乗る男性に話し掛けられます。
その医師からボッスンは本当は天涯孤独などではなく血の繋がった人がいるという衝撃の事実を知らされます。
そしてボッスンは自分以外にもう1人生まれていた子供がいる事実にたどり着きます。
この話には文化祭のシーンだけあって様々な家の親が学校に来ます。
振蔵のお父さんである奮蔵さん。
うん。予想通りの人でした。
ボッスンの母親の茜と妹の瑠海も学校に来ます。
ヒメコとスイッチとの絡みも良かったです。
第88話 Happy Rebirthday-②
ボッスンの双子は実は椿だったことが判明。
その事実のボッスンは完全に動揺。
ボッスンの名前の「佑助」、椿の名前の「佐介」。
この名前はボッスン達の本当の母親である波瑠さんの「2人が協力して 右と左」という意味から付けられた名前だったのです。
とうとうこの話でボッスンの双子の相手が椿だと判明。
椿かもしれないと予想はしてたんですけど、それだとこらからの日常話が困ると思って違うと思っていたんです。
とてもビックリしました。
第89話 Happy Rebirthday-③
出産に立ち会った医師の男性が茜の負担と波瑠さんからの希望で2人のうち1人を預かっていたのです。
医師の男性から必死で謝られるボッスンであったが、この事実はあまりにも大きすぎて受け止めることが出来ませんでいた。
文化祭も終わり片付けをしている中、校庭に移動したボッスンは椿と遭遇。
自分だったらこんなことがあったら絶対に受け止められません。
ボッスンも同じく完全には受け止められませんが少し気持ちが落ち着いていたと思います。
第90話 Happy Rebirthday-④
ボッスンは椿からボッスンが兄だと聞かされます。
この言葉にボッスンはニタリ。
ボッスンと椿の関係はこれからも変わらないようです。
周りからの反応にも困っている様子の2人なのでした。
これにてボッスンの過去編は終了ですね。
最後のボッスンと椿の照れ顔ですべてが終わり、いつもの通りになった気がしました。
その他の感想
部室トークで繰り広げられていたボッスン過去編とはまったく雰囲気が違う「キャプテンの婿の争奪戦」が完結しました!!
キャプテンの人気ぶりがよく表れたこの事件。
篠原先生は完全に困り気味です。
最終的にキャプテンは読者みんなのものということで一件落着。
キャプテンは普通の可愛い子だから人気があってもしょうがないよね。
これにてスケットダンス10巻の感想は終了です。
いままでの単行本の感想とは書き方を変えた他為かなり長くなってしまいました。
これからもこのような書き方で書いていきます。
次は小説版の感想を書く予定です。
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